WORLD INTEC

Interview

最先端の“ものづくり”に触れながら様々な現場で自分の力を試したい

テクノ事業

クライアントリーダー

山田 悠喜

2017年 入社

現在の仕事内容について教えてください

技術社員として配属先で半導体製造装置の図面の作成・設計・検討などを行いながら、私と同じような半導体関連企業にいるスタッフを取りまとめるクライアントリーダーを務めています。私は大学工学部の機械学科出身で、当時から目指していた職業は設計技術者。一般企業だと配置転換で別の業務に回されることもありますが、アウトソーシング企業であるワールドインテックなら、技術職に専念できるのではないかと考え、就職を決めたのです。

入社してすぐに配属されたのは、樹脂やプラスチック、アクリルなどの素材を加工して展示台を製造する企業。そこで2年9ヶ月働いた後、機械系の設計にもチャレンジしてみたいと思い、配属先転換を希望して半導体製造装置の現場に行くことになりました。

同じ設計の仕事とはいえ、展示台と半導体製造装置ではまったくの別モノ。展示台はその名の通りディスプレイの設計、半導体製造装置は東京ドーム一個分もの敷地の中、チリひとつ許さない環境で装置を組み立てる作業になります。その違いに最初は苦労しましたが、半導体企業での経験がある社内の方にお話を伺ったり、配属先でも業務をしながら研修を受けたりと、たくさんのサポートで乗り越えることができました。

現在私が担当している装置は、1ミクロンくらいの精度が必要。0.001mm以内の誤差で組み立てないと成立しないという過酷な制限があるなかで、それを実現するためにさまざまな加工を施さなければなりません。常に気を遣う業務ではありますが、半導体製造における最新の技術に携われることや、いろいろな派遣先で自分の力を試せることに楽しさを感じています。

やりがいを感じたエピソードを教えてください

強く印象に残っているのは、2017年にドイツで行われたIFA(読みは「イーファ」。国際コンシューマ・エレクトロニクス展の略称)で展示台を作ったときのことですね。当時の配属先から、商品を出展するための展示台を設計してほしいと依頼があったのですが、その頃の私が業務で手掛けていたのは、国内量販店向けに何千台と量産するタイプの展示台。組み立てやすさや丈夫さを重視するこれらと違い、IFA向けの展示台は世界中にお披露目するための“見栄え”を重視する必要があります。


また、IFA当日の準備期間は数時間しかないため、現地で組み直す作業をいかに簡略化するかも大きな課題。さらに輸送についても、国内ではなくドイツへの海外輸送となるため、飛行機に乗せるための梱包材や緩衝材も考えなければいけません。チームメンバーもほとんど経験のない特殊な状況下で、何度も話し合い、輸送直前のギリギリまで試作と修正を繰り返したのです。


そして当日、私は日本で待機していたのですが、現地で展示台の組み立てを行ったメンバーから「無事に終わった」とレポートが送られてきたときは一気に肩の力が抜けました。設計に加えて輸送や梱包などプラスαの部分に苦労しましたが、やり切ったという達成感は大きかったです。

どんな人と一緒に働きたいと思いますか

私自身、ものづくりが好きでワールドインテックに入社したので、同じようにものづくりや設計が好きで、最先端のものや技術・加工などに興味をお持ちの方に来てほしいですね。興味の対象が同じならコミュニケーションも取りやすいですし、お互いに話がしやすいのではないでしょうか。新しい世界に飛び込むことに不安を覚えるかもしれませんが、展示台から半導体というまったく異なる分野に飛び込んだ自分のような社員もいるわけで(笑)。

あとは基本的なことですが、「報・連・相」は大切だと思っています。私の場合、設計のために図面を書いたり検討したりと仕事内容はどの現場でもほぼ同じですが、配属先が変われば、その企業独自のノウハウやルールを確認して取り組まなければいけません。また、私が携わる機器は数百点、細かいものでは数千点もの部品があり、たとえネジ1本でも足りなかったり材質が違っていたりすれば組み立てることは不可能。きちんと製品を完成させるためにも能動的な報告・連絡・相談は欠かせないものです。そういった意識の共有ができる方と仕事ができたら嬉しいですね。

私にとって、半導体は最先端の技術であり、その製造装置は見ても触れても楽しめる装置。今後も技術的に新しいことに取り組みつつ、自分なりの加工法や業務の進め方を見つけたいと思っています。みなさんもぜひ、テクノ事業部で一緒に頑張っていきましょう。

1日のスケジュール

  • 06:50起床

    通勤は電車を利用しています。最寄り駅のパン屋で、朝食と昼食を買って出社することが多いです。

  • 08:30メールチェック・タスク整理

    朝からバタバタしないように始業時間の少し前に出社。メールに返信したり、前日までの課題やタスクを整理します。

  • 09:00設計検討

    部品が届くまでの期間や組立期間などを慎重に考慮しながら、自社で組み立てている装置の設計検討を行います。

  • 13:00クライアントリーダー業務

    通常の業務を行いながら、クライアントリーダーとしておなじ配属先のメンバーに答えたり、面談を行うことも。

  • 16:00製造部との打ち合わせ

    装置を作る製造部と打ち合わせを重ね、組立を進行。トラブルがあったらすぐにミーティングを組み、解決に向けて動きます。

  • 17:30退勤

    組み立て期間中などは残業が入る場合もありますが、基本的には定時で退勤。休みの日は映画を見てリフレッシュしています。

Message

派遣社員と聞くと、事務仕事が多いんじゃないかというイメージがあるかもしれません。ですが私たちは配属先の正社員と同じ役務範囲を、ときにはそれ以上を求められることもあります。ものづくりに興味があり、チャレンジ精神をお持ちの方をお待ちしています。