新卒として入社し現在3年目ですが、研修終了後から1年半は別のネットワーク関係の現場に関わっていました。
研修は完全に初めての方向けの内容だったのですが、私は情報系の大学を出ていたため、大学で学んだ内容の復習感覚でより理解を深めることができました。情報系の出身でなくても、わかりやすい内容だったと思います。
初めての配属先ではワールドインテックの先輩社員も何人かいたため、わからないことは先輩に聞きながら経験を積んでいきました。

その後異動となり、入社3年を迎える前後で本案件に参画しました。
現在は主に社内ネットワークの設計・構築を行っています。古い機器を新しい物に更新する「機器更改」という作業を常駐先の社員の方と連携しながら作業を進めています。設計の段階では、ネットワーク機器に入っている情報の設定を他の形式に変換したり、パラメータシートの修正を実施し、構築の段階では、新しいネットワーク機器の設置やコンフィグの変更などを行います。機器設置やコンフィグ変更には手順書や現場状況の確認など必要となりますので、常駐先の社員の方に相談しながら準備を行います。工事当日は人身事故はもちろん、ほかのネットワーク設備に影響を出さないよう、安全に配慮しながら作業を進めます。

複数拠点のルータ更改案件を完了させたときに、大きく達成感を感じました。
現在の業務にかかわるようになってから、初めて最初から最後まで担当した案件だからです。最初のうちは常駐先の社員の方に指示をいただきながら工事対応を行っていましたが、最後の拠点は一人で工事対応を行いました。実際に作業する方とのやりとりは電話のみだったので、コミュニケーションに齟齬を生まないようにすることに苦戦しました。

少しずつではありますができることが増えたことにやりがいを感じました。
実はネットワークかプログラミングか、自分のキャリアに迷いを感じていたこともあったのですが、このとき実際にやってみて楽しさを感じました。

基本的にどんな方でも構いません。強いて挙げるとすれば、一つ一つの経験を着実に血肉にしていける人です。
業務に追われる場面も出てきますが、1つ1つ流して作業するのではなく、なぜその作業を行うのか？を考え、学習できることが大切だと思います。

プライベートで学習を頑張ることも重要ですが、ワークライフバランスを維持することも大切です。
積極的に勉強して、資格とって…と頑張りすぎず、まずは業務を通じて得た新しい知識や経験を身に着けていければよいと思います。もちろん資格や技術は持っているに越したことはありませんが、生活に無理のある状態ではいずれ心身に不調が出る可能性が高いのでほどほどにし、小さいことからでも学びを見つけ出すことが重要だと考えています。